わたしは、昔から雑談に苦手意識がありました。
何とか克服しようと、超一流の雑談力を買って読んでみたのですが、この本は控えめに言ってもかなりの良書といえます。
理由は、話すことが苦手な雑談初心者から、雑談を極めたい人まで、幅広い層の悩みについて書かれているからです。
本を読んだ後は、「雑談は練習」すれば怖くもなんともないんだな。
という気持ちに変りました。
以下の3つにあてはまるなら、是非読んで頂きたい内容になっています。
- 自分から話かけられない
- 何を話せばいいのかわからない
- 人と話すとき緊張する
もちろんある程度の雑談力があって、さらに自分に磨きをかけたい!そんな人にも満足してもらえる本となっています。
これをやれば、すぐに営業の成績があがる!という驚きのメソッドも満載ですので必見です。
そして本記事では、雑談そのものに苦手意識がある人向けに書かれた箇所をご紹介。
すぐにでも「雑談の練習」をして、実践応用できるもの2つを選んでみました。
記事を読むだけでも、雑談に対する意識がかわることをお約束いたします!
Contents
超一流の雑談力の概要

著者 | 安田 正 |
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出身地 | 宮城県 |
初版 | 2015年5月25日 |
出版社 | 文響社 |
著者の安田正さんは、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。
さらには、早稲田大学の教授や数々のコンサルティングも務める人物。
素晴らしい経歴ですし、さぞや生まれついての雑談力をお持ちなのかと思いきや、以前はまったく人前で話すのは苦手だったというのです。
それでも何とか自分を変えたくて、いろいろな場面で雑談力を養ったエピソードも、本に書かれています。
例えば率先して結婚式のスピーチなど、わざと緊張するような場面に自分を立たせて、人前で話す練習をしていたなど。
本を出すくらいすごい人でも、昔は話すのが苦手だったなんて、なんだか親近感わきますよね。
本書は、全8章から構成されています。
第一章 「超一流の雑談」の始め方
第二章 何を話題にすれば、雑談は盛り上がるのか?
第三章 思わず心を許してしまう聞き方
第四章 出会ってすぐに距離を縮める方法
第五章 さらに距離を縮める二度目の雑談
第六章 相手によって話し方や話題を変える
第七章 雑談から本題への移り方
第八章 今日から始める雑談トレーニング
章が進むにつれて雑談の難易度も上がっていき、読み進める事によって自然と頭に入ってくる構成になってます。
本記事では序盤の、第二章の雑談の話題と第三章の聞き方を中心にご紹介します。
【安田 正さんの他の作品】
雑談の話し方

本記事で紹介する話し方のポイントは、3つです。
- 知らない人や、あまり面識のない人に話かけれるようにする。
- 雑談のネタをあらかじめ用意しておく
- 雑談の練習をして自分の持ちネタにする
知らない人に話しかける
エレベーターで誰かと乗り合わせたときに、「何階ですか?」と聞いてボタンを押してあげる。
この方法は人見知りの人にとって、かなりの難易度に感じるはずです。
そして、緊張すると声が小さく低くなりがちなので、高めのトーンと気持ち大きめの声を心がけるのがポイントとのこと。
たったこれだけのやりとりですが、さりげなくできたらきっと「素敵な人だなぁ」と、思われるはず。
同じマンションに住んでいる人、同じビルで働いている知らない人を自分のファンにする。
そのくらいの気持ちでやるのが、いい練習になるです。
雑談のネタをあらかじめ用意しておく
気候/相手の会社情報/衣服・ファッション/健康/趣味/最近のニュース/出身地/血液型/仕事/共通のこと
上記のように雑談に適したテーマは、だれでもあてはまる、当たり障りのない事からはじめるとすんなり話せます。
そして天気の話題から、徐々に話を盛り上げるという流れをつくれれば、上出来です。
では、どんな話題が盛り上がれるのか?
それは、相手にとってためになる話です。
「それ気になるなぁ、教えて欲しいなぁ」と思う話だったら、必ず食いついてきます!
【仕事】【健康】【スポーツ】【気になる商品】【映画や本】こういった違うジャンルで、常時5~6個用意しておくと、いつでも誰にでも話を合わせられます。
相手にとって実益のある話なら、なおさら盛り上がるでしょうし、もっと雑談したいとさえ思ってくれるはず!
【関連記事】▶雑談に使える情報はどんな雑誌を読めばいいのか?
雑談の練習をする
自分で雑談のネタを用意したら、今度はそれを人前で話せるように練習します。
ぶっつけ本番で雑談ネタをだしても、上手く話せないことが多いことが現状です。
よって、1つのテーマを自分のものにするには、最低でも【3回練習が必要】とされています。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)でも紹介されていますので、【3回練習】は、雑談初心者には、かなり使えるメソッドといえます。
雑談の聞き方

雑談の話を聞く割合は、自分2:相手8くらいが理想なのです。
聞く側なら話す側より、少しは気が楽になりますよね。
使ってはいけない受け答えNGな言葉
「あ~なるほどですね~」「そうですね」
多くの人が使っているであろうこのフレーズ・・・実はNGなのです。
トヨタなどの大きな会社の役員の方との商談の際に、このフレーズを使ってしまったらその時点で、商談は終了といわれています。
本の中では相手から好まれないフレーズが、他にもいくつか紹介されています。
理由などもしっかり書かれていますので、気になった方は必読の価値アリです!
言葉のリアクションが大切
相手の話を聞いたときの「あいづち」のことです。
話を聞いたら、オーバーリアクションな言葉で返すと、相手は「ああ、この人はきちんと話を聞いてくれているんだな」と思ってくれます。
本の中では、さしすせその法則とされています。
さ=さすがですね
し=知らなかったです
す=素敵ですね
せ=センスがいいですね
そ=それはすごいですね
確かにいわれた方は、まんざらでもない気持ちになりますよね。
必ず相手が話したくなるタイミングと言葉
さしすせその法則を、もう少し掘り下げた実践例が紹介されています。
どんなタイミングでいえば相手が話したくなるのか?
それは、自分が頑張っていること、こだわっていることを褒められれば誰だってうれしいということです。
例えば髪型をかえたり、こだわりの物を身につけていたりといった簡単なことでかまいません。
たった一言「何か特別なことされているんですか?」これを言うだけです。
時計だけ気合いが入って良い物をつけている人。
ネクタイの柄が珍しい人。
などなど、探せばたくさん見つかるはずです。
おわりに
ざっくりとしたレビューでしたが、超一流の雑談力いかがでしたか?
雑談はネタを常時違うジャンルで、5~6個あらかじめ用意しておく。
人前で話す前に必ず3回は練習する。
話を聞くときは、さしすせその法則でオーバーリアクションな言葉をつかう。
雑談に対する苦手意識をなくすためには、簡単な話し方、聞き方を知ってるだけでだいぶ違います。
この記事で、超一流の雑談力が気になった方は、ぜひ続きを読んでみて下さい!
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