最近SNSなどで話題の、退職代行に興味があったので、退職代行マニュアル 明日から会社に行かなくていいを読んでみました。
中身はまさにマニュアルといえる内容で、退職代行がどんなものなのか?何をしてくれるのか?これを読めばすべてわかります。
この本の大きな特徴は、退職代行業者ONE-BYE合同会社の代表が、書いているということ。
自社で実際に利用された案件を元に書かれていますので、信頼できます。
内容も具体的で退職代行の仕事内容が余すことなく載っています。
本によると、退職代行を使うほとんどの人は、ブラック企業に勤めている人。
そして利用する人の大半の理由は、以下の3つ
- 上司が怖くて、自分から退職を言い出せない
- 人手が足りず「自分が辞めてしまったら」と考え無理をして働き続けている
- 職場の人間関係から、うつ病になってしまいそう
辞めたくても辞められない・・・無理をして働いている人達ばかりなのです。
退職代行を利用したい!
気になる疑問はすべて、退職代行マニュアル 明日から会社に行かなくていいに書かれています。
悪徳業者がいるのも確かなので、間違わない業者選びもかねて読んでみることをオススメします。
具体的に、次の3つの疑問が解消されます。
- 退職代行は、どんな事をしてくれるのか?
- 退職代行が、できないことは何か?
- 業者の選び方は?
退職代行を利用する上で知りたいな、と思うことはあらかた説明されています。
そして、その1部の内容を記事の中で紹介していくので、本を購入するかどうかの目安にしてみて下さい。
Contents
退職代行マニュアルの概要

著者 | 桐畑 昴 |
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出身地 | 京都府 |
初版 | 2020年1月10日 |
出版社 | 扶桑社 |
京都大学法学部を卒業。
大学在学中に退職代行業者にてアルバイトをし、その後現在の会社ONE-BYE合同会社を設立。
自身も退職代行を利用して、会社を辞めた経験あり。
1章 「辞めます」の一言が言い出せない人がいる
2章 退職代行とは何をするのか
3章 退職代行業者ができること、できないこと
4章 退職代行業者の選び方
5章 退職代行業者が変える未来
全5章から構成されており、利用~退職までの一連の流れを知ることができます。
【他の退職代行関連書】
会社を辞めたいけど辞められない人の駆け込み寺

上司や会社が怖くて「辞めたい」といえない人の駆け込み寺。
それが退職代行です。
ちなみに利用者の63%が20代の若者。
勤続年数は3ヶ月未満が55%。
このことから【入社したばかりで言い出しにくい】という理由が一番多いようです。
「せっかく採用してくれたのに申し訳ない」「お世話になった上司に悪い」「引き留められるのが嫌」などが上げられます。
退職代行は何をしてくれるのか?

辞めるという意思表示は本人が行うしかありません。
退職代行は、依頼者の伝言をいうだけです。
例えば、依頼者が会社の人に「〇〇さんは退職届を郵送されたそうです」と伝えるだけです。
依頼者の代わりに、「退職します!」と意思を伝えるわけではありません。
あくまでも退職代行は、利用者と会社の橋渡し役です。
プールの監視役を想像してみて下さい。
監視されているからこそ、無理な飛び込みやルール違反は誰もが気をつけるはずです。
退職代行も一緒です。
退職代行を利用しなければ辞められないような会社に、非道いことをさせないための橋渡し役なのですね。
橋渡し役といっても、ONE-BYEでの案件の半分以上は、電話でのやりとりでほとんどカタがつくそうです。
書類のやりとりは郵送のみで、一切会社には行かずに辞められます。
【利用から退職までの流れ】
本人は郵送で会社に退職届を送る
↓
代行が会社へTEL(本人が退職届を郵送したことを伝える)
↓
退職に必要な書類が郵送で送られてくる
↓
会社に1度も行かずに辞められる
そして一番知りたい、【退職代行を利用すれば、本当に辞められるのか?】ということですが、100%辞められます。
ブラック企業などは、就業規則や会社の規定などを理由にして、退職させないように仕向けます。
しかし、法律でそんな会社の就業規則など、なんの効力も持たないこともしっかり書かれています。
本を読めば労働法をよく知らない人でも、安心して利用できるということがわかりますよ!
退職届の書き方・郵送の仕方も、くわしく解説されており、万全の体制で退職できる流れを知ることができます。
退職代行ができないこと

退職代行は弁護士とは違います。
あくまでも【橋渡し役】ですので、「未払いの残業代の請求」や「退職金の交渉」などは法律に触れてしまいますのでできません。
それらを交渉できるのは、弁護士のみです。
退職代行に断られる職種もあります
働く期間が決まっている職種。
期間工や日雇い労働などは、法律でその期間までは辞めてはいけないことになっているので、退職代行でも断られるケースも。
【関連記事】
個人事業主なども会社というくくりではないので、ONE-BYEでは断るということです。
他には、公務員や自衛隊なども、例にあげられています。
本の中では、難しいケースであっても辞められるような案が提案されていますので、自分の職種が気になる方は、是非本を手に取って確認してみて下さい。
業者の選び方

特別な資格がいらないので、だれでも起業できるのが退職代行の良いところであり、悪いところでもあります。
高いお金を払って代行をお願いしたのに、結局辞められなかった。
違う業者にお願いして、やっと辞められた。
これでは時間とお金の無駄ですものね。
業者選びのポイントは3つ
- 即日退職を謳うところは怪しい
- 弁護士と料金を比較している
- 実績を確認してみる
即日退職を謳うところは怪しい
退職届を出してから、2週間後に辞めることができます。
よって、すぐには辞めることはできません。
即日を謳い文句にしているのは、かなり怪しく感じませんか?
弁護士と料金を比較している
退職代行と弁護士はできることが違いますから、料金が違うのは当たり前です。
実績を確認する
あくまでも目安ですが、LINEのお友達登録などでこれまでの利用者数を確認できます。
登録者が多ければ、それだけ多くの人が利用したということですから、人気がある業者ということがわかります。
評判の良くない業者は、利用者も少ない傾向にありますからね。
このほかにも、業者選びのポイントはあります!
実際に、悪徳業者を利用した方の事例ものってますので、参考にしてみてください。
おすすめの弁護士サポートありの退職代行サービス
退職代行サービスが気になった方のために、ONE-BYE以外の代行会社をご紹介します。
ONE-BYEにはない弁護士サポートをしている代行サービス会社を、2つピックアップ。
NEXTとみやびは、残業代や有給の処理などお願いできるので、お困りの方はそちらを検討してみてはいかがでしょうか?
EXITは、退職代行サービスを初めて日本で開始した最大手。
残念ですが弁護士サポートはありません。
しかし最大の特徴として、転職エージェントと連携したサポート体制があります。

おすすめ度 | |
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サービス名 | 退職代行サービスのNEXT![]() |
利用金額 | 3万円~ |
特徴 | 最短で24時間以内に対応 |


おすすめ度 | |
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サービス名 | みやびの退職代行サービス |
利用金額 | 5万円~ |
特徴 | 無料相談見積もりシステムあり |


おすすめ度 | |
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サービス名 | |
利用金額 | 5万円~ |
特徴 | アルバイトの代行も可能で3万円~受付。 |
おわりに
退職代行を利用したいけど、実体がよくわからない。
「本当に辞められるの?」「上司に会わないで辞められる?」「本当に会社に行かないで辞められるの?」こんな疑問がすべて解消できる一冊。
まずは、退職代行をよく知るためにも退職代行マニュアル 明日から会社に行かなくていいを読んで、知識を蓄えてからでも遅くはありません。
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